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山田裕士大学院生、藤原雅樹助教らの論文がBMJ Openに掲載されました。

June.27.2022

Patients’ acceptability and implementation outcomes of a case management approach to encourage participation in colorectal cancer screening for people with schizophrenia: a qualitative secondary analysis of a mixed-method randomised clinical trial

著者:
Yuto Yamada, Masaki Fujiwara, Taichi Shimazu, Tsuyoshi Etoh, Masafumi Kodama, Ryuhei So, Takanori Matsushita, Yusaku Yoshimura, Shigeo Horii, Maiko Fujimori, Hirokazu Takahashi, Naoki Nakaya, Tempei Miyaji, Shiro Hinotsu, Keita Harada, Hiroyuki Okada, Yosuke Uchitomi, Norihito Yamada, Masatoshi Inagaki

https://bmjopen.bmj.com/content/12/6/e060621

私たちは以前の研究で、かかりつけ精神科で行う個別のがん検診勧奨法が、統合失調症患者さんの大腸がん検診受診率を向上させることを無作為化比較試験によって確認しました。今回の論文は、この研究にあらかじめ組み込んだ、患者さんと医療従事者に対するインタビューによる質的調査の結果を報告したものです。
患者さんからのインタビューでは、この勧奨について多くが満足していたこと、検診について直接説明をうけたことが役に立ち、受診のきっかけになったことが示されました。また、医療従事者からのインタビューによって、勧奨法を理解して実施することは容易であることが示唆された一方で、日常診療で実施する上での課題も明らかになりました。これらの知見は、開発した勧奨法を今後日常臨床に広めていくために重要な情報になります。

勧奨法のがん検診受診率向上効果を示した先行論文については下記のリンクで紹介しています。

https://psychiatry.ccsv.okayama-u.ac.jp/news/detail/96.html

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