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山田裕士大学院生の論文がJournal of Clinical Psychopharmacology誌に掲載されました。

Jan.11.2023

Late-Onset Neutropenia With Clozapine Associated With Lithium Carbonate-Related Hyperthyroidism: A Case Report

著者:Yuto Yamada, Masaki Fujiwara, Shuhei Tsujino, Satoru Edahiro, Shinji Sakamoto, Koichiro Yamamoto, Fumio Otsuka, Norihito Yamada, Manabu Takaki

DOI: 10.1097/JCP.0000000000001646

統合失調症治療薬であるクロザピンは、副作用として好中球減少症を生じることがあり、重篤な場合はクロザピンの中止を余儀なくされることがあります。しかしながらクロザピン開始後より遅発性に生じた好中球減少症では、クロザピン以外の要因で生じている場合があることが知られています。今回我々は、併用していた炭酸リチウムによって甲状腺炎を生じ、その結果として遅発性の好中球減少症を生じたクロザピン投与症例を報告しました。炭酸リチウムを中止し甲状腺炎の治療を行ったことでその後安全にクロザピンを再開することが可能となりました。クロザピン以外にも好中球減少に関連する要因を評価することの重要性が示唆されました。

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