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藤原雅樹助教らの論文がImplementation Science Communicationに掲載されました。

Jan.15.2023

A feasibility study of provider-level implementation strategies to improve access to colorectal cancer screening for patients with schizophrenia: ACCESS2 (N-EQUITY 2104) trial.
Masaki Fujiwara, Yuto Yamada, Tsuyoshi Etoh, Taichi Shimazu, Masafumi Kodama, Norihito Yamada, Takahiro Asada, Shigeo Horii, Takafumi Kobayashi, Teruo Hayashi, Yoshitaka Ehara, Kenji Fukuda, Keita Harada, Maiko Fujimori, Miyuki Odawara, Hirokazu Takahashi, Shiro Hinotsu, Naoki Nakaya, Yosuke Uchitomi, Masatoshi Inagaki
Implement Sci Commun. 2024 Jan 4;5(1):2. doi: 10.1186/s43058-023-00541-0.


当教室の藤原雅樹助教ら、国立がん研究センター島津太一室長ら、島根大学の稲垣正俊教授らの共同研究グループによる論文が、実装科学の専門誌であるImplementation Science Communicationに掲載されました。
当グループでは、以前に行った無作為化比較試験(ACCESS study)において、かかりつけ精神科医療機関の外来で行う個別のがん検診勧奨法が、統合失調症患者さんの大腸がん検診受診率を向上させることを確認しました。次のステップとして行ったACCESS2 studyでは、実装科学(Implementation Science)の手法に基づいて、上述のがん検診勧奨法を日常の精神科外来へ実装するための医療者レベルの実装戦略(がん検診勧奨実施ガイドや教育資料の提供等)を開発、実施可能性を検証しました。岡山県、島根県の6病院に参加頂き、全施設で2022年度にケースマネジメントを用いた個別勧奨の提供が可能でした。本研究の結果をもとに、重度の精神障害を有する方のがん検診格差の解消を目指して、さらにスケールアップした実装研究を進めることが期待されます。

論文は以下からダウンロード可能です。
https://rdcu.be/dvclY

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