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深尾貴志助教の論文がPsychiatry and Clinical Neurosciences Reportsに掲載されました。

Aug.23.2024

Forgetfulness in adult attention-deficit/hyperactivity disorder masks transient epileptic amnesia: a case report
著者:
Takashi Fukao, Masaki Fujiwara, Yuto Yamada, Shinji Sakamoto, Yosuke Matsumoto, Manabu Takaki

注意欠如多動症(ADHD)による不注意は、忘れっぽさをきたすことがあります。一方、一過性てんかん性健忘は、ADHDと同様に忘れっぽさを引き起こしますが、ADHDとは違い記銘しても加速的に忘れていったり、自伝的記憶を失う等、その忘れっぽさの中身がADHDとは異なります。今回我々は、ADHDと一過性てんかん性健忘の合併例を報告しました。
本症例は、幼少期から続いていた忘れっぽさが変化するも、しばらくその変化に気付かず病院の受診に至りませんでした。すなわち元々のADHDによる日々の忘れっぽさのため、一過性てんかん性健忘の発症の自覚が遅れました。本報告では、ADHD患者の忘れっぽさに変化を認めた場合、一過性てんかん性健忘を疑うことの重要性を述べています。

以下のリンクから閲覧可能です
http://dx.doi.org/10.1002/pcn5.70003

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