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Jun.15.2020
Trends in smoking rates among individuals with serious psychological distress: Analysis of data from a Japanese national survey, 2007–2016
Yuji Higuchi, Masaki Fujiwara, Naoki Nakaya, Maiko Fujimori, Yuto Yamada, Riho Wada, Tsuyoshi Etoh, Kyoko Kakeda, Yosuke Uchitomi, Norihito Yamada, Masatoshi Inagaki.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S016517812031057X
重度の心理的苦痛を有する者はそうでない者より喫煙率が高いことが知られています。以前、私たちは単年度の国民生活基礎調査のデータを解析して、わが国でも同様であることを示しました(Fujiwara et al. J Affect Disord. 2018)。今回の研究では、複数年度のデータを解析し、経時的に喫煙率の差が開いているのか、縮まっているのかを調べました。結果は、男性は2007年時点であった差がなくなり、女性では差がそのままでした。重度の心理的苦痛を有する女性を対象とした禁煙介入の開発が望まれます。